連携の全体像
左ナビの「メッセージング」から、Hermes を各種チャットサービスに接続できる。接続すると、そのサービスの DM・グループ・チャンネルから Hermes を操作できるようになる。
対応チャネル(実機で確認)
Section titled “対応チャネル(実機で確認)”Telegram / Discord / Slack / Mattermost / Matrix / WhatsApp / Signal / BlueBubbles(iMessage)/ Home Assistant / Email / SMS(Twilio)/ DingTalk / Feishu・Lark / WeCom(group bot・app)/ Weixin・WeChat / QQ Bot / Yuanbao(元宝)/ API server / Webhooks / Google Chat / IRC / Line / Msgraph Webhook / Ntfy / Photon / Raft / Relay(実験的)/ Simplex / Teams / Whatsapp Cloud。
- iMessage を使う場合はiMessageを参照(Photon / BlueBubbles の 2 経路)。
- Telegram・WhatsApp・Slack など主要チャネルの接続例はメッセージング各種を参照。
共通の接続フロー
Section titled “共通の接続フロー”チャネルを選ぶと、右側に設定パネルが開く。多くのチャネルは次の流れで接続する。
- 認証情報を取得: パネルの案内に従い、サービス側でトークン等を取得する(「セットアップガイドを開く」リンクあり)。
- 必須項目を入力: ボットトークンなど、接続に必須の値を入力する。
- 推奨項目を入力: 許可ユーザー ID など、安全に使うための値を入力する。
- 変更を保存: 入力を保存する。
- トグルを ON: チャネルを有効化する。
接続パターン(3種)
Section titled “接続パターン(3種)”チャネルによって認証情報の渡し方が異なる。大きく次の3パターン。
- パネル入力型: パネルに直接トークンや接続情報を入力する(Telegram・Discord・Slack・Signal・Email・Home Assistant・BlueBubbles など)。
- ローカルブリッジ型: 同梱または別途のブリッジをローカルで起動して接続する(WhatsApp は QR スキャン、Signal は
signal-cli、BlueBubbles は BlueBubbles サーバー)。 - セットアップガイド / CLI 型: パネルの必須欄は「トークン不要」。外部(クラウドや CLI)で設定を済ませてから、パネルで許可ユーザーなどを入れてトグルを ON にする(LINE・Teams・Google Chat・Whatsapp Cloud・Photon・API server・Webhooks など)。
各チャネルの具体的な項目はメッセージング各種を参照。
状態バッジとゲートウェイ
Section titled “状態バッジとゲートウェイ”パネル上部に状態が表示される。
| バッジ | 意味 |
|---|---|
| 無効 | チャネルが OFF |
| 設定が必要 | 必須項目が未入力 |
| メッセージングゲートウェイが停止中 | チャネルを中継するゲートウェイが起動していない |
チャネルは「メッセージングゲートウェイ」を介して動く。ゲートウェイが停止中だと、設定済みでもメッセージは届かない(ゲートウェイ)。
配信の信頼性
Section titled “配信の信頼性”配信義務レジャーは既定で有効(gateway.delivery_ledger、既定 true。#67181)。生成済みの最終応答は、プラットフォームへの送信前後で state.db 内の耐久レジャーに記録される。応答の生成から送達確認までの間にゲートウェイがクラッシュ・再起動しても、次回起動時に保存済みの応答が再配送される。
そのため、Telegram・Discord・Slack をはじめ全チャネルで、生成済みの応答が送達前後のゲートウェイ障害で黙って消える「サイレント応答消失」は起きない。送達が曖昧なケース(送信の最中にクラッシュした場合など)の再配送には、重複の可能性を示すマーカーが付く。設定の詳細はゲートウェイを参照。
プロファイルベースのルーティング
Section titled “プロファイルベースのルーティング”1 つの bot トークンを共有する多重化ゲートウェイのまま、特定のサーバー(guild)・チャンネル・スレッドを別プロファイルへ振り分けられる(config.yaml の gateway.profile_routes。#20096)。プロファイルごとにモデル・ツール・メモリ・ペルソナを分離できるため、仕事用サーバーは work プロファイル、趣味用サーバーは personal プロファイル、といった使い分けが 1 つの bot で成立する。
profile_routes は多重化ゲートウェイ(gateway.multiplex_profiles: true)でのみ機能する。多重化が無効なときは profile_routes を設定してもルーティングは行われず、既定プロファイルがそのまま処理する。
ルートは最も具体的な一致が優先され(スレッド > チャンネル > guild)、どのルートにも一致しないメッセージは既定プロファイルが処理する。プロファイル自体の作成・管理はプロファイル管理を参照。
セッション運用
Section titled “セッション運用”ゲートウェイ経由のセッション運用には、次のような項目がある。
- セッション自動リセットが既定オフ(
none): 従来の既定は「アイドル 24 時間または毎日 4 時のどちらか早い方」で、会話が勝手に消えたように見える原因だった。自動リセットを使う場合はsession_resetで明示的に設定する(#60194)。 /sessions search <query>: チャットから過去セッションを検索できる(#57685)。- チャンネル別の上書き: チャンネル単位でモデル・プロバイダー・システムプロンプトを上書きできる。
- セッション別
/model上書きの永続化: チャットの/modelで切り替えたモデルが、ゲートウェイの再起動をまたいで維持される(API キーは保存されない)。 - webhook ペイロードフィルターとルートスクリプト:
hermes webhook addの--scriptで~/.hermes/scripts/配下のスクリプトを指定すると、ペイロード(JSON)が標準入力で渡される。空出力・[SILENT]・非ゼロ終了でその webhook を無視でき、フィルタ・変換に使える(#60944)。 - 長時間実行時のステータス文言のカスタマイズ:
~/.hermes/status_phrases.yaml(またはdisplay.status_phrases設定)で、実行中にチャットへ流れるステータス文言を追加・置換できる。
設定項目の詳細はゲートウェイ、プラットフォーム別の変更点は変更履歴を参照。
セキュリティ前提
Section titled “セキュリティ前提”- チャネル連携は外部からエージェントを操作する入口になる。承認モード(安全性)と併せて、許可ユーザー・スコープを絞る。
- トークン等の認証情報は機密。共有・流出に注意する。
前提・操作・確認
Section titled “前提・操作・確認”- 前提: 接続先サービスのアカウントと、必要なトークン / API キーを用意できること。メッセージングゲートウェイが起動していること。
- 操作: チャネルを選び、認証情報を取得して必須・推奨項目を入力し、保存してトグルを ON にする。
- 期待結果: そのサービスから Hermes にメッセージを送ると応答が返る。
- 届かないとき: 状態バッジ(設定が必要 / ゲートウェイ停止中)、トークンの正否、許可ユーザー ID、ゲートウェイの起動を確認する。
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