ワークスペースで作業する
Hermes Desktopのファイル操作は、セッションの作業フォルダを基準に行われます。作業対象を限定しておくと、誤操作の影響範囲が小さくなり、結果も確認しやすくなります。この章では、ファイルを安全に扱うための基本を身につけます。
作業フォルダとは
作業フォルダは、エージェントがプロジェクトのファイルを探し、読み書きし、コマンドを実行する基準位置です。エージェントの「作業範囲」だと考えてください。CLIから起動する場合は、--cwd で初期フォルダを指定できます。
hermes desktop --cwd /path/to/project作業フォルダの選び方
- 依頼するプロジェクトのルートを選ぶ
- 初回の確認では専用のテストフォルダを使う
- 認証情報や個人データを含む上位フォルダは避ける
- バージョン管理またはバックアップのあるフォルダを優先する
ホームディレクトリ全体のような広い範囲を、理由なく作業対象にしないでください。範囲を絞るほど、安全と確認しやすさの両方が上がります。
ファイルブラウザーで確認する
アプリ内のファイルブラウザーから、作業ディレクトリの中身を確認し、ファイルやツール出力をチャットと並べてプレビューできます。変更の前後でファイルの状態を見比べるために使ってください。
ファイル添付との違い
似ていて混同しやすい2つを整理します。
- 作業フォルダの指定: 継続的に操作するプロジェクトの範囲を決める。
- ファイルの添付: 次のメッセージで特定のファイルを参照させる、一度きりの操作。
添付したファイルだけを扱ってほしい場合は、依頼文でも「添付したファイルだけ」と範囲を明示します。コンポーザーで @ を入力すると、ファイル・フォルダ・URL を参照に加えられます。
安全に変更する5手順
ファイルを変更する作業は、次の順序で進めると安全です。
- 変更前に、現在の状態を確認する。
- 大きな変更は、小さな単位に分けて依頼する。
- 実行されるコマンドと変更されるファイルを、承認時に確認する。
- テストまたはプレビューで結果を検証する。
- 問題があれば、ファイルチェックポイント・Git・バックアップから戻す。
ファイルチェックポイントは変更前のスナップショットを残す機能です。コード編集が多いならオンにしておくと、戻す手段が一つ増えます。詳細は安全に使う設定で扱います。
知っておくと速い操作
作業を効率化する既定キーのうち、最初に覚えると効くものです(macOS表記)。サイドバーの切り替え(⌘ B)や設定を開く(⌘ ,)など多くのキーは各自リバインドできますが、送信・改行・ステア・@・Esc などコンポーザーの操作は固定です。
| 操作 | 既定キー |
|---|---|
| メッセージを送信 | ↵ |
| 改行を挿入 | ⇧ ↵ |
| 実行中のターンに割り込んで方向づけ | ⌘ ↵ |
| ファイル・フォルダ・URL を参照 | @ |
| ポップオーバーを閉じる・実行を取り消す | Esc |
| キーボードショートカット設定を開く | ⌘ / |
全一覧と再割り当ては、⌘ / で開く「キーボードショートカット」設定タブから確認できます。意図と違う動作が始まったら、Esc で実行を止められることを覚えておくと安心です。
つまずいたら
- 意図したフォルダのファイルが見えない: 作業フォルダの選択を確認し、ファイルブラウザーで中身を見る。
- 想定外のファイルまで変更しようとする: 承認を許可せず、依頼の範囲を狭めて再依頼する。
- 変更を取り消したい: ファイルチェックポイントが有効ならそこから戻す。Git管理下ならコミット前に差分を確認する。
- 実行を今すぐ止めたい: コンポーザーで
Escを押す。
次の一歩
ファイル操作の土台ができたら、次は自分の契約を活かすための設定です。モデルとプロバイダーを整えるに進みましょう。
関連リファレンス: ワークスペース設定 / キーボードショートカット
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